音階を入力すれば、声を発する初音ミク。歌わせるだけでなく、普通にしゃべらせることもできる。自ら台本を書き、ミクにしゃべらせたWAVEファイルを何パターンも用意しておいて、ドラマやアニメ、CMと合成すれば、フキダシの中身を勝手に書き換えるマンガコラージュの映像版のような遊びも楽しめるぞ。
すべての物音の音程が分かる絶対音感の持ち主でもない限り、話し声の音の高低を把握するのは、まず不可能。そのため、ミクでの会話文の作成方法はちょっと独特だ。
ミクを流ちょうにしゃべらせたいなら前回でも解説した「ピッチベンド」で声の抑揚を表現するのが手っ取り早い。
同じ音階に、しゃべらせたい言葉の数だけデータを入力し、ピッチベンドパラメータを起動。言葉の抑揚に合わせてマウスで山と谷を描こう。発音ごとに音階を変えるよりも滑らかにおしゃべりさせられるはずだ。
しゃべり声の抑揚は、普段気づかないくらい微妙なもの。少しでも山を高く、谷を深く描いただけで、ミクはとんでもなく訛る。反対にテキトーに設定したら素晴らしい萌え声ができることも。いろいろな設定を試して、ベストな発音を見つけ出そう。
| Ulead VideoStudio 11 | ||
| 作者:ユーリードシステムズ | ||
同じ音階にセリフの文字数分の音を入力。「もう」のような長音を含む単語がある場合は「も」と「う」を入力するのではなく「も」の音を伸ばす
初期状態のミクの声には、声の震えを表現し、歌をカッコよく聞かせる「ビブラート」効果がかかっている。しゃべり言葉には必要ないので、音データ下の波線を右にドラッグして、声の震えを消そう
画面左下の「PBS」(ピッチベンドセンシビティー)を開き、ピッチベンドの変化の度合いを指定。変化が大きいと抑揚が付きすぎ、機械がしゃべっているようになり、小さいと抑揚が付かなくなる。ラインツールで半分より少し上の値を指定しよう
左下の「PIT」(ピッチベンド)を開き、ペンツールで山と谷を描いて音に抑揚を付ける。完成したら、音声をWAVE形式で保存する
動画との合成には「ビデオスタジオ11」がオススメ。動画の結合、分割に加え、動画の長さに合わせた音声の再生速度の変更、動画中の音声の消去などが可能だ
ビデオスタジオ11で生成した動画を再生。ちゆ12歳の口を借りて、喪男批判を展開させてみた。なんという毒舌。
| SoundEngine Free |
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| 作者:Cycle of 5th | ||
前回の手順でミクの歌声やセリフをWAVE形式で出力すると、声の前後に数秒間ずつ無音部分ができてしまう。
アニメキャラの口パクに合わせて差し替えセリフをしゃべらせるのに、この状態では都合が悪い。音声編集ソフト「SoundEngine Free」で無音部分をカットしておこう。
ミクで生成したWAVEファイルを開き、無音部分を選択。右クリックで「削除」する
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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2007年11月16日 20:12