シェアウェアの試用期限クラックに使っちゃダメな「RunAsDate」

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指定したexeファイルを、そのアプリに現在日時を誤解させた状態で起動させるツール「RunAsData」がリリースされた。つまるところ、例えば23日前にインストールした30日試用制限付きシェアウェアを、「現在は一週間後だ」と誤解させて起動すれば、「試用期間終わりです」ということになる(なんかちがう)。「IEHistoryView」など小粒ツールで有名な海外フリーソフト作家Nirsoftの新作ツールなのだが、コマンドラインオプションを使えるので、「○○というexeを○○な日時で起動」というショートカットを作れるなど使い勝手が良い。実験とか、あえて30日無料なシェアウェアを23日間しか使わないとか、そういう感じに活用すれば良いんじゃないかと思う。

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「RunAsDate」を作者のページからダウンロードして適当なフォルダにコピー。起動してexeファイル・誤解させる日時を設定し「Run」。ここでは5/25にインストールしたばかりのEmEditor30日間試用版を起動してみる。

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起動されたEmEditorは、「現在は5/31」と誤解している。故に残り試用期間は24日間になる訳だ。

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常にある日時と誤解させた状態で特定ツールを起動するなら、ショートカットを作成しよう。「リンク先」は「"RunAsDataのパス" 日\月\年 "起動させるexeのパス"」とする。「"C:\Program Files\runasdate\RunAsDate.exe" 05\06\2007 "C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe"」といった具合だ。海外製なので、日時指定が「日\月\年」である点に注意。また、時刻も指定したい場合は「日\月\年 時:分:秒」形式。

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このショートカットを起動すると、「現在は6/5」と誤解したEmEditorが起動される。5/25にインストールした30日間体験版なので残り試用期限は19日間だ。

2007年05月25日 15時50分
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