安全なIEを起動するショートカットを作る「ReducedPermissions」

ReducedPermissions_00.jpg
IEのセキュリティを高める……と言うと「インターネットオプションのこの項目を設定変更して~」といった話になることが多いが、もう一つの方向性でウイルス・スパイウェア感染を防ぐ「ReducedPermissions」がリリースされた。Windowsのユーザー権限という仕組みを使って安全性を確保するのだ。詳しい仕組みは後で一応解説するので、とりあえず全IEユーザーは「ReducedPermissions」で安全なIEを起動するショートカットを作っとけ!

ReducedPermissions_03.jpg
Reduced Permissionsを作者のページからダウンロードしてインストール後起動し、チェックを入れて「Finish」をクリック。

ReducedPermissions_04.jpg
デスクトップに「Secure Internet Explorer」というショートカットが作成される。ダブルクリックするとIEが起動し、普段通りに巡回を行うことができる。Flash、ストリーミング動画、JavaScriptなどなど一般的に使う機能は全て利用可能。

ReducedPermissions_05.jpg
オンラインスキャンサービスなど、ActiveXのインストールを行おうとするサイトにアクセスするとエラーが出て使えない。逆に言えば、新しいオンラインスキャンサービスを試したい、など、特殊な状況以外では「Secure Internet Explorer」で十分だ。

Windowsには、管理者と制限付きユーザーという二種類のユーザーがいる。普段何気なくWindowsを使っているときは常に管理者ユーザーでログインしているはず。

・管理者:システムに重大な変更を行う権利がある
・制限付きユーザー:管理者が構築した環境でアプリなどを使うことができる

起動されたツールは、そのツールを起動したユーザーと同じ権限を持っている。つまり、管理者が起動したIEはシステムに重大な変更を行うことができ、いわゆる「ウェブページを見ただけで感染するウイルス」はこの仕組みを使っているのだ。「Secure Internet Explorer」とは、管理者でWindowsにログインしながら制限付きユーザー権限でIEを起動する、不思議なショートカット。

ReducedPermissions_01.jpg
「ReducedPermissions」を使わなくても、管理者が制限付きユーザー権限でIEを起動する仕組みがあるにはある。右クリック「別のユーザーとして実行」をクリック。

ReducedPermissions_02.jpg
ユーザーを選択しパスワードを入力する。しかしはっきり言って面倒。こうした面倒な思いをしてムリヤリ制限付きユーザー権限でIEを起動するより、「ReducedPermissions」を使って制限付きユーザー権限でIEを起動する方がずーっと楽だ。

「ReducedPermissions」を使って制限付きユーザー権限でIEを動かしている限り、操作ミスなどでウイルスに感染する危険はない。IEそのものにシステム深部を書き換える権限がないからだ。大体、ブラウザにシステム深部を書き換えさせる必要性があるケースなんかほとんど無い。普段は「Secure Internet Explorer」で巡回を行い、オンラインスキャンサービスなどを使う場合のみ、例外的に普通にIEを起動すればいい。

ReducedPermissions_06.jpg
なお、「Secure Internet Explorer」の右クリック「プロパティ」のように、「"(ReducedPermissionsのパス)" "(起動したいツールのパス)"」でショートカットを作ればIE以外のツールを制限付きユーザー権限で起動することもできる。Sleipnirなどを使っている人は自分でショートカットを作ろう。

2006年05月25日 21時30分
©教えて君.net All Rights Reserved.